チームビルディング研修(先輩・新人 交流)実施事例<きらぼし銀行>

「メンターと新入社員が分け隔てなく
参加できるプログラムを通じて
相互の交流・信頼関係の構築
を図りたい」

とのご要望を受け、株式会社きらぼし銀行のメンター社員100名(第一線で活躍する先輩社員)とメンティー社員100名(2024年度新入社員)の計200名を対象に、相互の関係性の強化を目的とした対面での「メンター・メンティー合同研修」(全4回)を実施しました。

運営上の工夫は?

各回、メンター25名とメンティー25名のペア計50名が参加する研修となることから、「実際のメンター・メンティー同士の関係性の強化」にとどまらず、「メンター同士・メンティー同士の交流」、さらには「メンター・メンティーの斜めの交流(異なる支店・職場の先輩・後輩社員間の交流)」の場となるようプログラムデザインに工夫を凝らしました。

具体的には、
「相互フィードバック」を研修の核と位置づけ、そのための素材となる体験要素として、メンター5名・メンティー5名の計10名が1つのチームとなり、3つのチームチャレンジアクティビティ(TCA)に取り組む。
◆ アクティビティでは、課題を達成するためのコミュニケーション(課題解決への取り組み)と、自分たちのチーム活動を振り返るコミュニケーション(振り返り)の2つの異なるタイプのコミュニケーションの場を設けることで、濃密なチーム活動体験を満喫してもらう。
◆ チーム活動への取り組み・振り返りの観点として「チーム・ワーキング」「リーダーシップ(シェアド・リーダーシップ)」に関する学術的な定義の情報提供を行う。
◆ 実際のメンター・メンティーがペアになり「先輩社員の経験談」や「新入社員の不安」など、職場や仕事のリアルについて対話する場を設ける。
などの工夫をしました。

受講者の反応は?

研修後の受講者アンケートの「メンター/メンティー間の関係性の変化」(研修の有益性)に関する項目では、メンターの93%、メンティーの97%(※5段階評定において「5」または「4」と回答した人の割合)の方から、「関係性が(とても)よくなった」との回答を得ました。また、以下のような感想・コメントをいただきました。

メンター(先輩社員)回答
● 普段の支店での業務中にメンター・メンティー間でのコミュニケーションの機会があまりなかったため、関係性を深めるいいきっかけとなりました。また、他店の方々との交流を経て情報交換を行えたこともよかったです。
● 営業店ではあまり見られないメンティーの一面を新たに発見することが出来た。
● 全員参加型で、はじめは中々打ち解けられない雰囲気であったが、アクティビティを通じコミュニケーションが生まれ円滑になっていくことが体感できた。
また、研修最後の感想共有の場では「今までに受けた研修の中で一番中身が濃い研修だった」とコメントされた方もいらっしゃいました。

メンティー(新入社員)回答
● 普段の業務に関係ないところで、メンターの方とたくさんお話しすることができ、自分の今の気持ちやメンターの方の気持ちも聞いて照らし合わせることができた。モチベーションの向上につながった。
● これまで業務上でしか交流のなかったメンターの方と砕けた話をしたりと少しでも素の部分を出すことができ、この研修があって本当に良かったと思っています。
● メンターの方と普段以上にお話しすることができた。また他支店のメンターの方ともコミュニケーションをとることができ、「斜めの関係」も図ることができた。
チームワークや新入行員としてのリーダーシップの発揮の仕方を学ぶことができて非常に有意義な研修時間を過ごせたと感じました。また、仕事では見られないメンターの一面を見ることができたことも良かったです。普段は相談できないことを相談できました。
● メンターもいるコミュニティにて率先垂範なリーダーシップを発揮するのは難しいですが、リーダーシップを「他者への影響力」と定義しており、メンティーであっても臆せず、リーダーシップを発揮できる環境であった。

導入を決めたHR部からのフィードバックは?

「メンター・メンティー間の
良好な関係性を構築するという
研修目的を見事にクリア」

今回初めてカジュアルプレイスのチームビルディングプログラムを導入いただいたHR部の皆さまからは、

「受講アンケートを見ても、 満足度が高い研修でした。特にメンティー側の満足度が高かったことがわかります。」
研修にアクティビティを取り入れ実施したことの価値があると思いました。チームによっては、メンティー側が場を仕切る場面もあるなど、皆さん楽しそうに取り組んでいました。」
「メンター・メンティー間の良好な関係性を構築するという研修目的を見事にクリアした内容でした。」

とのコメントをいただきました。

一方、より充実した研修プログラムとするため、メンターに対しては、具体的なメンタリングスキルや研究知見をインプットするようなセッションを盛り組むことも有益、との改善アドバイスもいただいています。

メンター・メンティーの関係性向上により期待される本質的な成果は、メンティーである新入社員の早期戦力化・離職防止、そして支店・職場業績への貢献です。

メンター・メンティーの良好な関係性の継続により、各職場にて、望ましい成果が持続的に生み出されることを応援しています。

【実施概要】
日 程: 2024年5月  1日間 (各回7時間。4回開催)
参加者: 200名(メンター・メンティー各100名。各回50名・5チーム運営)
会 場: きらぼし銀行 多摩研修センター 研修室 (東京都多摩市。広さ約300平米)

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